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町屋再生 五條市 (その2)

[2006年06月15日]  [建築現場日誌]

現場日誌

小屋組みの丈夫さにくらべ柱の傷み具合が致命傷的ー予想されてたことですが改めて驚きです。伊勢湾台風。 室戸台風の吉野川の氾濫による水害耐えてよく生き残ったものです。足元は腐り修理のため切り取った部分にブロックを当ててある、 折れてしまっている柱もある、本当に痛々しい、地面に置かれていいるだけ、でも小屋組みはまだまだ戦国武士のようです。

18・06・15写真3

18・06・15写真1

建物の寿命今昔

当時は木材の特徴特性を生かし大事に扱われていたのでしょうーこの役150年経つ町屋、建設当時にすでに古木が使用されています。 木を切る旬、竹きる旬十分な自然乾燥。職人さんの使い勝手によっていまだに生きています。

現在の工法で基礎工事をして当時の工法で在来木造の上屋を作ればどれくらいの寿命が望めるのだろう 。そんな話を棟梁や、 材木屋さんたちと話していたら、今の人工乾燥材本当に大丈夫やろか?と話題が広がった、 乾燥しているうちに木材本来の油分も流れ出て粘りが無くなる、 そんな話題が出てきた 1ヶ月2ヶ月で仕上げてしまう柱を見せない大壁造りの住宅にはどうしても乾燥材が必要だと。 

そのため防腐材で処理したりーでも妨蟻工事も10年ぐらいしか保障しないー当時はそんな薬剤無しに法隆寺でも千数百年と言われています。

18・06・15写真2

本来の木の強さを引き出す工法ー通気の確保、湿度の調整役の土壁との併用、 自然と共に暮らす主の生き方ーおそらく、今住宅メーカーの30年サイクルからすれば3~4倍も長持ちするでしょう。 経済的でしょうーこれってかなりの省資源になるのではないでしょうか。 もちろん荒壁の欠点である工期についてもそれに代わる珪藻土などの使用によって工期短縮も計れるんですよ。

 

投稿者 【池房】 : 15:17 | コメント (0) | トラックバック (0)       カテゴリー名 : 【建築現場日誌】

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